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カフカ ブーバー シオニズム
中澤英雄
一般書籍
  • 価格   3000円(税抜)
  • ジャンル 社会・歴史・思想・ことば
  • 仕様   A5判/408頁 並製本
  • 発売   2010年12月発売
  • 発行   オンブック
  • ISBN978-4-86360-040-9 C3098

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内容紹介
カフカのユダヤ人問題とシオニズムとの対決を大胆かつ精緻に解読する画期的論考!

「万里の長城」はマルティン・ブーバーのシオニズム理念と対決する作品である。『田舎医者』の作品群は、カフカのブーバーとの関係を抜きにしてはその意義を理解できない。本書は、現在も世界を揺るがしているシオニズム・イデオロギーがいかなる起源から生まれ、カフカがそれにどのように対峙したかを解明する。

第I部は、カフカのユダヤ的出自、彼の周囲のシオニズム思潮の動向、シオニストの友人たちとの交流の中における彼の文学的試行錯誤を記述。1911〜12年に彼は東欧からやってきたイディッシュ劇団に遭遇し、またフェリスとの手紙による恋愛が始まったが、この二つの出会いによって、彼は自分の文学を発見した。第I部ではさらに、第II部以下の議論の背景となるマルティン・ブーバーのシオニズム思想が詳述。
第II部では、カフカのシオニズムに対する態度を、「万里の長城が築かれたとき」という未完の作品の中にさぐる。この作品はブーバー的なシオニズムの理念と対決する作品。
この作品の分析を通してさらに、第III部で「ジャッカルとアラビア人」と「ある学会への報告」という二作品におけるユダヤ人問題が析出されることになる。
著者プロフィール
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(比較文学比較文化専攻)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(言語情報科学専攻)。専門はドイツ文学、とくにユダヤ系作家。主な著訳書:ザッハー=マゾッホ『ユダヤ人の生活』(柏書房、1994)、マルティーンセン=ローマン『歌唱芸術のすべて』(共訳、音楽の友社、1994)、『ダライ・ラマ 平和を語る』(人文書院、2000)、『カフカとキルケゴール』(オンブック、2005)。
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