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脳:永遠の不確実性との共生
豊田 誠
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  • 価格   2600円(税抜)
  • ジャンル 生物・工学・科学・情報
  • 仕様   A5判、214頁
  • 発売   2006年11月下旬発売
  • 発行   オンブック
  • ISBN4-902950-52-9 C3040

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内容紹介
 ここ数十年間に著しい成果を上げた脳に関する諸研究を基に、脳の分散と平行による情報処理システムが、地球環境の散逸構造下で非線形多階層構造を形成する生命環境の情報を、エピジェネティックな仕組みでどの様な情報をどの様な形で写し込み、自身の生存を優位ならしめる行動への意思決定を行うかを成長過程を考慮しながら考察する。
 同時に、それらの研究成果は、従来の我々の常識とは異なる事実を明らかにすることになった。例えば、言語による思考と思われていた人間の意思が、脳の中も生命環境と同様に非線形多階層構造により処理をされており、言葉の機能と役割について大きく見方を見直す必要を生じさせている。これは、教育の問題と直結しており、そのあり方を再考する。また、その時の脳の処理はかなりの曖昧さを含むものであることも解り、その及ぼす影響等についても検討する。

著者プロフィール
著者近影  大学でネットワークとシミュレーションを学び、卒業後は一貫してソフトウェアのシステム開発に従事。大規模な製品開発を主に行い、アーキテクトとしての仕事を担う。自分の会社を設立後はコンサルタント業務も手掛けるシステムアーキテクト。
 特に、マルチメディア・インタフェース技術の分野では、日本への先端技術導入での先駆的仕事を行い、異分野との共同開発作業で多くの実績を持つ。
 現在は、認知科学に基づき、人間とコンピューターとの関係の親和性を高める良質なインタラクション・システムをデザインすることを目指し研鑽を続けている。

1974年3月 電気通信大学電気通信学部通信工学科卒業
1974年4月 (株)日立製作所にてオンライン制御システムの設計開発業務に従事
1976年5月 富士通(株)にて大型計算機用OS の設計開発業務に従事
1981年1月 日本DEC(株)にてスーパーミニコンVAX の設計開発業務に従事
1983年5月 セゾングループでCGシステムの構築と作品制作を行う
1983年11月 NEC(株)にて新入力方式ワードプロセッサの技術開発責任者となり
       日本語処理研究および製品開発(文豪)を主導
1984年7月 自らのデザインポリシーを実現する為、システム設計開発会社
     (株)セプトエンジニアリングテクノロジーを設立
2003年2月〜現在 システム・コンサルタント事務所 T Method に改組
2004年4月〜2007年3月(予定)
     自身の業務と平行し産業技術総合研究所ユビキタスインタラクション
     グループの招聘研究員として脳の知識処理モデルの研究に従事

<推薦文>by 北島宗雄 博士(工学) 産業技術総合研究所
 情報のネットワーク化が進み、我々の生活は、その中に組み込まれて成り立っている。今、ネットワークに接続された膨大な情報を中心とする人間をとりまく情報環境と人間の間の相互の関連の仕方のダイナミクスを時間・空間の4次元的に正しく捉え、理解することが、快適な生活をしていく上で、また、社会に役立つビジネスを展開していく上で、極めて重要になっている。豊田誠氏によるこの著書は、人間とそれをとりまく環境を一体化した4次元時空システムとしてとらえるダイナミックな考え方を説明し、その考え方に基づいて、情報科学などの学問分野で解明されるべき問題を具体的に提示している。ネットワーク化社会と人間の関係を、全体を見渡せる視点から眺め、我々の将来を考えるための基盤を与えてくれる良書である。

<推薦文>島田英昭 博士(心理学) 産業技術総合研究所
 教授・学習心理学は、子どもたちが分かりやすく意欲的に学べる学習環境の構築を目指して、一定の成果を挙げてきた。しかし、これまでの教授・学習心理学は、重要な視点を見逃してきた。その視点とは、本書が論じている、脳機能、生理機能のレベルから、認知、思考、感情、社会、文化等の個別レベルを介し、行動のレベルに至るまで、各レベルを統一的に分析することである。人間の発達において、各レベルは相互に密接な関連を持つ。統一的な視点に立つことで、はじめて各レベルの知見の価値が明らかになり、新たな課題も発見される。認知科学を中心とした従来研究の詳細なレビューと、筆者の豊富な経験による考察に基づき、人間の学習とは何か?という問いに対して果敢にアプローチする一冊である。

第一回オンブック書評コンテスト入選作
by 富沢一道
 脳(細胞演算装置)の知識処理機能・特性を考察しているこの本は、人間の行動はいかにして決定されるかという命題をGOMS理論を用いて検証している。GOMS理論とは基本的には5W1Hと同じであるが、より深層心理的な側面を重視して考えだされた理論である。……続きを読む »
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