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『深呼吸する言葉の森』のご紹介 その12010/06/08 | 電子書籍に挑戦 | 市川
■『深呼吸する言葉の森』とはどんな本か

オンブックはオンデマンド書籍をメインに展開する出版社ですが、今年(2010年)からは電子書籍にも積極的に対応していきます。

ひとくちに電子書籍といっても、実はさまざまな種類があるのですが、その辺の話は別の機会に詳しく書くことにして、まずは近日販売開始のタイトル『深呼吸する言葉の森』をご紹介します。

橘川幸夫・著『深呼吸する言葉の森』は、アップル社の「iPad」専用の電子書籍です。iPhoneやiPod Touchでは残念ながら楽しめません。価格は350円。現在、アップル社のiTunes Storeへの登録を申請中で、審査が通れば近日中に販売開始になる予定です。

内容は、著者である橘川幸夫が、Twitterやブログで書き続けている「深呼吸する言葉」を集めた、まったく新しい形式の“本”です。具体的には、深呼吸する言葉のフレーズを1000本と、300枚の写真を収録しています。

iPadの画面をタッチすると、1000本のフレーズと300枚の写真がランダムに組みあわされて、次々と表示されます。次にどんな組み合わせが表示されるかわからないという、偶然による“表現の妙”が楽しめる一冊です。


写真1


■あえて「紙の本を模した作り方」をしなかった理由

電子書籍の中には、紙の本を模した作り方をしているものもあります。たとえば、画面をタッチすると、ページをめくるアニメーションが再生されて、次のページが表示されたりします。

でも、わざわざ紙を真似するよりも、紙には絶対にできない便利な機能や、紙以上に楽しい機能を追求した方がよいのではないかと考えました。そこで、ある意味「ゲーム感覚」とも呼べる、ランダムな組み合わせでの表示を採用したのです。

ページ(画面)をめくるたびに、1000本のフレーズと300枚の写真の中から、ランダムな組み合わせが表示される。そして、その組み合わせの妙を読者に楽しんでもらう。こんな芸当は、紙の本では絶対に無理です。今回はこの辺を意識して作りました。

『深呼吸する言葉の森』は、ひとつの画面に1本のフレーズが表示されます。ということは、これを紙の本で作ると1000ページの本になってしまうわけです。そんなボリュームの本は、紙ではなかなか作れません。

と、今回は電子書籍としてのコンセプトについて書きました。次回は画面写真をお見せしながら、実際の中身についてご紹介します。


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